top of page
工房について

About 工房について

 「ルリユール工房」は1980年、栃折久美子氏により池袋コミュニティカレッジの中に創設されました。 かつて編集者であり、のちに装丁を手がけることになった栃折氏は、自身の仕事のルーツとして、ヨーロッパ伝統の工芸製本をベルギーで学びました。 その後、フランスとベルギーで学んだ仲間や、氏の元で研鑚を積んだ仲間たちと共に作ったのがルリユール工房です。

当工房では西洋製本に必要な道具類を様々そろえており、ヨーロッパ伝統の綴じ付け製本を学べるだけでなく、現代の潮流も見据えた新しい形の製本にチャレンジすることもできます。

ルリユールの元々の意味は本を綴じ合わせることですが、工芸としての製本も意味します。 物としての存在感を感じさせる本を自らの手で作る喜び、それを体験できる場所がルリユール工房です。

講師紹介

​講師紹介

内田 由紀子 (うちだ ゆきこ)

 

2003年 ルリユール工房エコル・プログラム修了後、同工房アシスタントとして勤務

2005年〜2010年 一橋大学社会科学古典資料センター保存修復工房勤務

2007年~ ルリユール工房講師、エコル・プログラム担当

自宅工房でのルリユール注文制作を中心に、オンライン講座なども開催

雑貨店・クラフトフェアなどで簡単な製本ワークショップもしている

東京製本倶楽部会員

 

------------------------------------------------

 

2006年 Double Bush Binding 豪・日・仏巡回展

2007年 東京都西荻窪にて門川智子との二人展「DEUX RELIEUSES」

2008年 「活版と製本展」

 

担当講座: 『なんでもルリユール-基礎と応用-』『パッセ・カルトン』『エコル・プログラム』

講師から: あなたにとっての理想の本を美しく丈夫に作れるように、様々な技法や素材の扱いを一緒に学んでいきましょう。本を作る過程にある楽しさをぜひ一緒に体験してもらい たいです。

ルリユール工房講師 内田由紀子

岡本 幸治 (おかもと こうじ) 

 

1977年-1981年 パリ装飾美術書物中央校手製本科箔押科卒業

帰国後ルリユール工房参加。

1987年より 文化財保存修復学会会員

1992年~1994年 一橋大学社会科学古典資料センター『メンガー文庫マイクロフィルム 化・目録改定・保存事業』に保存専門家として参加

1999年より 東京製本倶楽部会員・運営委員

2001年より ランビエンテ修復芸術学院紙修復科書籍修復実技担当講師(2010年まで) 

工房「アトリエ・ド・クレ」主宰 ルリユール制作、洋古書修復 ワークショップ

 

------------------------------------------------

 

1981年 パリ郵政博物館「LA RELIURE」展

1984年 池袋《ルリユール 栃折久美子と7人の仲間展》

1994年 イギリス「TREGASKIS CENTENARY EXHIBITION」展

1998年 イタリア「Maestri Rilegatori per L’Infinito」展

1999年 ベルギー「AIR neuf a Marimont」展

2006年 Double Bush Binding 豪・日・仏巡回展

2012年 岩手県盛岡市・大船渡市「OKAERI PROJECT」展

主な著作 『西洋装丁史ノート1~15』「月刊ゆずり葉」(三)~(廿)1983.3~1984.8 『西洋製本図鑑』(雄松堂出版、2008年)日本語版監修 『西洋古典資料の組織的保存のために[改訂版]』(一橋大学社会科学古典資料センター、2010年) 他

 

担当講座: 『エコル・プログラム』『なんでもルリユール-基礎と応用-』『パッセ・カルトン』『書籍の修理と保存』『デコール』

講師から: 趣味は卓球です。

坂井 えり (さかい えり) 

東京、飯田橋に製本業者の孫として生まれる。

1980年より栃折久美子氏のもとでルリユールを学ぶ。

1990年よりルリユール工房講師、自宅工房でルリユール制作

東京製本倶楽部会員

 

------------------------------------------------

 

1984年 池袋《ルリユール 栃折久美子と7人の仲間展》

1989年 ギャラリーおかりや 冨田牧子と二人展《ルリユール》

1999年 フランス バスク国際製本展 プロフェッショナル部門1位受賞

2001年 安曇野ちひろ美術館《坂井えりー手しごとの製本展》

2003年 スイス アスコナ《bel libro 2003》展

2007年 印刷学会出版部『デジタル技術と手製本』

2010年 エストニア《sucriptamanent IV》展

2016年 和歌山県立近代美術館「本の美術:ルリユールへの誘い」展

 

担当講座:『なんでもルリユール-基礎と応用-』『パッセ・カルトン』『パソコンで本づくり』

講師から: 単発講座では主にアクリル画材の応用をテーマにしています。

平 まどか (たいら まどか) 

 

ルリユール工房で製本の基礎を習得後、渡欧

2000年 ベルギー国立ラカンブル高等視覚芸術学校製本科卒業

2001年 同上校修復科紙資料部門で研修後、帰国

2002年より ルリユール工房講師、自宅工房にてルリユール制作、書籍修復に携わる

東京製本倶楽部会員

 

------------------------------------------------

 

1999年 ベルギー・フランス語圏共同体政府コレクション収蔵

2001年 グループ展「Neuf Ecoles des Arts du livre exposent leurs reliures」ヨーロッパ 4カ国巡回

2006年 Double Bush Binding 豪・日・仏巡回展

2009年 Designer Bookbinders(英国) 国際コンペティション展示作品に入選

2016年 和歌山県立近代美術館「本の美術:ルリユールへの誘い」展

 

担当講座: 『トライアルレッスン』『なんでもルリユール-基礎と応用-』『パッセ・カルトン』

講師から: ルリユールでは革だけでなく、装飾紙としての和紙や洋紙を扱う楽しみもあります。

髙橋 宏江(たかはし ひろえ)


ルリユール工房第21期エコル・プログラム修了
同工房アシスタントとして勤務
東京製本倶楽部会員

 

------------------------------------------------

2006年 Double Bush Binding 豪・日・仏巡回展
2010年 エストニアScripta manent IV展
2017年 MUSUBU 本とアート展


担当講座:『なんでもルリユール-基礎と応用-』
特別講座ではペーストぺーパーなどの装飾紙制作を担当

講師から:自由な発想で細部にもこだわりながら美しい本造りを目指しましょう。

山下 麻弥(やました まや)

ルリユール工房第20期エコル・プログラム終了
武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒
版画工房 袖珍堂主宰
東京製本倶楽部会員 

------------------------------------------------

1998年 OPEN STUDIO NOPE展 OPEN STUDIO NOPE

1999年 小さな本の小さな展覧会 NADiff, 個展

2001年 OPEN STUDIO NOPE展 OPEN STUDIO NOPE

2001年 袖珍堂の袖珍本:乾いた骨・溶ける実 NADiff modern, 個展

2003年 第2回東京製本倶楽部展 つくる本、みつめる本 

2012年 大7回東京製本俱楽部展 本をめぐる話  

2018年 MUSUBU展 Bookbinders Museum California


担当講座:『なんでもルリユール-基礎と応用-』『パッセ・カルトン』
特別講座では版画的アプローチによる用紙制作を実践。

講師から:版画家の展覧会でルリユールされた画集に出会い、タブローから時間と空間的表現に幅を広げられる工藝製本の魅力に惹かれ、製本世界に入りました。作り上げていく楽しみを共有できたら幸いです。

新井 有希(あらい ゆき)

2015年 ルリユール工房 アシスタント勤務

2019年 同工房 第23期エコル・プログラム終了

東京都立図書館 資料保全室にて書籍の修理・修復に従事

2023年~2024年3月  ルリユール工房講師

講師講師から:本を作るにはおもっているよりもたくさんの工程があります。自分のペースで楽しく本づくりを体験してもらいたいです。

bottom of page